No021【研究報告】分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の特徴 2 (公式・高次構造分割ポリリン酸Naホワイトニングシステム)
2017.09.17コラム
【研究報告】分割ポリリン酸®
(EXポリリン酸®)の特徴 2
(公式・高次構造分割ポリリン酸Naホワイトニングシステム)
○骨再生促進
骨再生促進に関しては、
in vitroにおいて
中鎖分割ポリリン酸®(中鎖EXポリリン酸®)が骨芽細胞の分化を促進する
ことがわかっています。
ポリリン酸が骨分化マーカー
(オステオポンチンやオステオカルシン等)
の発現を誘導することや
(図10)、
ポリリン酸による細胞の石灰化が促進されること
(図11)
が明らかになっています。
in vivoにおいても、広島大学との共同研究により、
ラット大腿骨の埋め込んだポリリン酸を含む多孔性アパタイト
(ネオボーン)が顕著に骨再生を促進することがわかっています
(図12)。
また、松本歯科大学、諏訪湖畔病院で行われた
歯周病患者に対する中鎖分割ポリリン酸®
(中鎖EXポリリン酸®)の効果の臨床研究では、
ポリリン酸溶液による歯周ポケットを洗浄が、
高齢の歯周病患者に有効であることがわかってきました。
また、一部の患者に歯槽骨の再生も認められました(図13)。
短鎖分割ポリリン酸®(短鎖EXポリリン酸®)(鎖長約7~14)
次に短鎖分割ポリリン酸®(短鎖EXポリリン酸®)
に関してですが、この分子も非常におもしろい性質を持っています。
短鎖分割ポリリン酸®(短鎖EXポリリン酸®)
にはFGFの安定化効果はみられませんが、
特に狭い分子量範囲において
物理化学的に歯のエナメル質や象牙質に
沈着した汚れや色素(ステイン)の
除去及び沈着防止効果が高いことが
認められています(図15,16,17)。