No016 【研究報告】分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の特徴 (公式・高次構造分割ポリリン酸Naホワイトニングシステム)

2017.09.09コラム

No016 【研究報告】分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の特徴

(公式・高次構造分割ポリリン酸Naホワイトニングシステム)

ポリリン酸は、長さにより働きが異なるため、

組織再生促進機能を持つポリリン酸を特殊な技術を用いて

高純度に分離・精製しています。(製法特許取得済)

3つの分子の長さ(長鎖・中鎖・短鎖)ごとの

分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の機能を詳説していきます。

長鎖分割ポリリン酸®(平均鎖長約130)

○抗菌性

長鎖EXポリリン酸®は、特に真菌に対する「抗菌性」が強く、

ポリリン酸単独で真菌の増殖を抑制する作用があります(図4)。

また、真菌以外のバクテリアにも抗菌性をもち、口腔内細菌の

P. gingivalisやS. mutansに対する殺菌作用が確認されています(図5)。

ポリリン酸と抗生物質等の既存の抗菌剤を併用することにより、

多剤耐性菌等の菌に対する抗菌性が増大することがわかっており、

長鎖EXポリリン酸と既存の抗菌剤との組み合わせが、

新たな医薬関連製品の開発に応用できることが示唆されています。(図6)

中鎖分割ポリリン酸®(平均鎖長約60)

中鎖EXポリリン酸®の機能としては、

この分子量のポリリン酸が生体内に存在する分子量に近いことから、

FGFの安定化や機能増強に関連した効果が見られます。

細胞増殖促進効果以外にも、コラーゲン増産効果、創傷治癒促進効果、

骨再生効果、血管新生効果等があげられます。

○コラーゲン増産

コラーゲン増産に関してはラット創傷モデルの実験から、

中鎖EXポリリン酸がI型コラーゲンのmRNAの発現自体を促進し(図7)、

より太いコラーゲン繊維を作る作用があることがわかっています(図8)。

また、in vitroの実験ではヒト皮膚由来正常線維芽細胞において、

ポリリン酸の処理によりプロコラーゲンからコラーゲンへの成熟が

長期間にわたって継続しているデータが得られています(図9)。

これらの結果から、中鎖EXポリリン酸がコラーゲンの増産を含む

「組織修復」を促進することがわかります。

○骨再生促進

骨再生促進に関しては、in vitroにおいて中鎖EXポリリン酸が骨芽細胞の分化を

促進することがわかっています。ポリリン酸が骨分化マーカー(オステオポンチンやオステオカルシン等)

の発現を誘導することや(図10)、

ポリリン酸による細胞の石灰化が促進されること(図11)

が明らかになっています。

in vivoにおいても、広島大学との共同研究により、

ラット大腿骨の埋め込んだポリリン酸を含む多孔性アパタイト(ネオボーン)

が顕著に骨再生を促進することがわかっています(図12)。

また、松本歯科大学、諏訪湖畔病院で行われた歯周病患者に対する中鎖EXポリリン酸の効果の臨床研究では、

ポリリン酸溶液による歯周ポケットを洗浄が、高齢の歯周病患者に有効であることがわかってきました。

また、一部の患者に歯槽骨の再生も認められました(図13,14)。

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