No002.分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の誕生(公式・分割ポリリン酸ホワイトニングシステム)
2017.08.24コラム
分割ポリリン酸®(EXポリリン酸®)の誕生。
その発端は、四半世紀以上前の大学研究室にさかのぼります。
たゆみない研究活動の果てに製品化を成し遂げた軌跡を紹介いたします。
「1、世界で誰も成し遂げていない研究を」
DNAの権威、アーサー・コーンバーグ教授の挑戦
リジェンティス株式会社の代表取締役である柴肇一は、
大阪大学大学院医学研究科で博士号を取得後、
北海道大学で分子生物学の教育研究を行う科学者でした。
1993年、「DNA複製」の研究でノーベル賞を受賞した
世界的権威のアーサー・コーンバーグ教授が、新たな研究テーマとして
「ポリリン酸」に取り組むという一報に触れ、
アメリカのスタンフォード大学にある研究室に博士研究員として赴任しました。
当時は、「ポリリン酸」という物質について研究をする学者は世界でもわずかでした。
大腸菌の中に存在することまでは確認ができていたものの、
人間の体内に存在するのかも、
ポリリン酸がどのような働きをする物質なのかも、
まったく未知の状態でした。
しかし、自分自身も知らなかったような生体分子で、
ほぼ誰も解明できていない未知の素材
というテーマに強く惹かれました。
いつの日か、ポリリン酸の存在を人体で確認し、
その働きを解明して世界中の人の役に立てたい。
その思いに強く突き動かされていました。
次回へつづく